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<生体肝移植>同意得ず研究段階の手術行う 東京医科大(毎日新聞)

 東京医科大八王子医療センター(東京八王子市)が過去に行った生体肝移植で、患者や家族の同意を得ないまま研究段階の手術方法を用いた事例が06〜07年に7件あったことが17日、分かった。このうち数人が手術後、退院できないまま死亡しており、同センターの葦沢龍人・第5外科主任教授業務代理は「死亡との因果関係は認められないが、事前に十分な説明を行い、同意を取り付けておくべきだった」と話している。

 同センターによると、研究段階だったのはバイパスを作って移植後の肝臓に流れる血液量を減らす「シャント(バイパス)」式と呼ばれる手術方法。肝臓の負担が抑えられるため、提供された臓器が小さい場合でも手術が成功しやすくなるという。手術を指導した国内の生体肝移植の第一人者とされる田中紘一・先端医療振興財団先端医療センター長が、臓器提供者の負担を軽くする方法として考案した。

 葦沢主任教授業務代理は、この手術方法を「学会で賞を受けるなど、一定の評価を得ている」としたうえで、患者らに説明しなかった理由について「生体肝移植の権威である田中先生の指導だったので、信頼できる手術方法だと考えた」と話している。【青木純】

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